2012年10月24日水曜日

帝産湖南交通 乗務員研修

本日10月24日に帝産湖南交通・田上車庫にて乗務員研修が行われました。
乗務員の接遇は、車いす使用者のバス利用において非常に重要な要素です。
そのことを分かっていただくための研修でした。
車いす使用者7名、乗務員17名が参加しました。
 はじめに車庫の休憩所で簡単なレクチャーをしました。

山名さんによるレクチャーの模様
その後、実際の研修に入りました。
バスはノンステップとワンステップの2台。
乗降介助。

何人かには固定の介助もしてもらいました。あくまでも意思を確認してから行う介助です


つづいて、乗務員同士の介助研修。こちらが重要です。 
電動にも乗ってもらいました。バス乗降の怖さを実感みたいです。  

なんかやたら盛り上がってました。   













一時間ほどの乗降研修のあとは、休憩室に戻って反省会。
乗務員の方々に感想を聞きました。
「いろいろな車いすがあるのでそれに対応する必要がある」
「車いすの介助されるのは怖いなと、前向きに下りるのは怖かった」
「いろいろな種類の車いすがあるのが分かった。聞かないとあかん、というのがはじめてわかった」
など
冒頭のレクチャーでは硬かった表情も穏やかになり 、和やかな雰囲気の中で話が聞けました。
休憩室で反省会。
最後に車いす使用者から一言ずつ発言。
最後に滋賀のCILのお二人にしめていただきました。
とてもよい研修になったと思います。
帝産はまだ半数近くのバス停で車いす乗車を認めていませんが、今後もその数を増やすよう求めていくとともに、車いす使用者が積極的に利用していくことも必要だと考えます。
そういう中で、今回の研修のように乗務員の意識が変わり、会社の方針の転換にもつながるのではないでしょうか。
まだまだ取り組みは続きます。




2012年10月21日日曜日

京都市・大宮地区バリアフリー基本構想策定会議に行きました。

19日に中京区役所で行われた京都市・大宮地区バリアフリー基本構想策定会議に行きました。
これは、大宮地区(四条大宮周辺)のバリアフリー化を進めるための基本構想を作るための会議で、今回が2回目になります。
前回、実際に参加者が周辺地区を歩き、歩道や駅などのバリアチェックを行いましたが、そこで出された意見を市当局や鉄道会社が回答するのが主な内容でした。
具体的には駅入口の段差の解消、大宮駅の多目的トイレの構造(オストメイト用の温水器、介助用のベッドの設置)、放置自転車への対処、歩道の電柱の撤去などの問題提起がが出席した委員からなされました。
トイレについては阪急電鉄から前向きな発言がありました。その他、第一回のワークショップで出された意見については、配布された文書に記載されていました。100近い意見についての回答のほとんどは「計画の中で検討します」というもの。今後の動きを注視していかなければなりません。
今後2回の会議を行い、来年3月に基本構想が策定されます。
私たちも意見を言えるようにしていきたいです。
以上簡単ではありますが、報告させてもらいました。

2012年10月10日水曜日

アクセス関西ネットワーク設立集会に参加しました!

本日、大阪の北区民センターで関西の交通問題に取り組むネットワーク、アクセス関西の設立集会がありました。

北区民センター。
会場には約150名が集まり、熱気に包まれました。
第一部はDPI日本会議議長、三澤了さんの基調講演。障害当事者の40年に及ぶ闘いの歴史を振り返り、現在のバリアフリー状況は先人たちの運動の成果であると改めて感じることができました。

 
 
 
 
三澤さんが講演しています。
 
 
第2部は滋賀、大阪、京都の各地からの報告です。 滋賀は過疎地の交通問題。大阪はバリアフリーイベント「梅田おにごっこ」。京都はホーム柵問題。個別課題として格安航空会社と帝産バスの問題。以上5つの報告がありました。
壇上はスロープもなく、車いすは上がれないため、力自慢の方々がかつぎあげました。
 
 
ホーム柵の発表。JCILメンバーが報告しています。
 
「帝産問題に取り組むネットワーク」(仮称)からの報告
 
 JCILからはホーム柵と帝産問題を報告しました。
どの報告も、熱意の感じられる内容でした。

第3部はアクセス関西の役員や規約の承認、今後の活動方針などの討議が行われました。
第三部の討議の模様。役員の方が壇上です。
       
このネットワークの設立によって、各団体・地域の繋がりを作り、また強化し、障害者の交通問題がよりホットな課題として社会に認識されるよう、活動を活発にしていかなければならないと感じました。